主に市川市の高校生を対象とした建築デザインワークショップです。天然酵母のパン生地を捏ねるところからワークショップは始まります。パンとパスタを使って、手を動かしながらインスピレーションを頼りに造形物を作っていきます。造形物をオーブンで加熱すると発酵が進み、思いもよらない形に変形します。それらをのこぎりで真っ二つに切ると、魅力的な断面が立ち現れます。この時点で参加高校生は「縮尺」という概念を学び、たち現れた断面を、建築空間として解釈・想像していき、建築図面として表現していきました。「デザインという行為が、誰でもできる、自由であるということ」を、遊びを通じて高校生たちに感じてもらうことを意図しました。そして、学ぶことと遊ぶことは表裏一体であるという事実を体感してもらえたら、と考えました。